SFやアニメの世界で登場するような、クルマが空を飛び交う時代が来るのでしょうか?

空飛ぶクルマは、海外ではすでに実用化の段階に入っており、夢ではなく現実のものとなっているようです。ですが、当然ながら法整備の課題もあり、規制上は軽量飛行機に分類されますので、自由に利用できる環境ではありません。また、アウディではエアタクシーの試験運用に向け、航空機メーカーと組んでオランダの展示会において初めて公開の場で試験機を披露しました。アメリカのライドシェア大手ウーバーやフランスのエアバス等の企業も開発をはじめているようです。

こと日本国内では国土交通省と経済産業省が合同で『空の移動革命に向けた官民協議会』が設立され、今後の技術や制度についての協議がされています。
ドローンや空飛ぶクルマの実用化を目指し、民間と共同でロードマップの素案も提示されました。
2020年代に技術実証フェーズでオンデマンド運航の実証、実験飛行、無人運航の実証、その後はパイロットレス旅客運航、無人貨物運送を特定地域で実証するなどのシナリオを描いているようです。

このような移動手段が実用化されれば、災害時の緊急搬送、離島への物資の輸送、過密する都市部での生活や交通渋滞の緩和の上でも非常に便利になり、経済の活性化にも効果ありで大きな期待につながるのかもしれませんね。

しかしながら実用化にあたっては、安全運航での信頼性、衝突回避、それを運用するための管理システム、法整備などが構築されることが大前提でしょう。

空飛ぶクルマについては想像するだけでもワクワクしますが、これは次世代の産業のひとつに充分なり得るものです。新たな時代の幕開けとして、将来に向けての新ビジネス展開の期待も膨らみますが、皆さんはどう感じますか?