インフォメーションディスプレー内のタイヤ空気圧異常警告灯が点灯とのことで入庫してきました。
この警告灯は、各タイヤの回転数を計測して、ある程度の差が生じた場合に点灯します。実際、フロントタイヤの左右差が若干ありました。これはパンクではなく自然現象によるものでした。

このTPMS(空気圧センサー)は、ドライバによる点検の代わりに空気圧を監視するシステムです。
タイヤ内のバルブに装着されたセンサーによって、空気圧を直接計測し、ディスプレーで空気圧値を確認できます。作業では各輪を均等に調整後、リセットします。従来はコマンド操作パネルがセンターコンソールにありますが、この車両ではメーター表示を切り替えるボタン操作ではなく、ステアリングの左右に小さなセンサー窓があり、スマホのようにフリック操作で作動させます。

リセット方法は、
①右側のセンサーでタイヤ空気圧をタップ
②表示後に下へフリック
③タップで「OK」を選択
という手順です。念のためスキャンツールにてフォルトの確認をしたところ「異常なし」となり、作業終了となりました。
今回は操作法や仕様などが分かりづらく、現車を触りながらの作業でした。

取材協力:㈲ビクターオート様