走行中に突然の変速ショックの振動があり、工場入庫となりました。調べてみると加速時にフロア周辺から不快感のある音、振動があります。以前のモデルではリアアクスルへのシャフトのセンターベアリングの破損がありましたが、このモデルはどうやら別の症状です。
このトランスファーは走行距離からみてもトランスファーオイルを交換した履歴がなく、まずは純正オイルの交換を試しました。しかし、内部に異音があり症状は改善されません。


最終的にはリビルトトランスファーASSY交換によって症状は改善されました。このASSYは非常に高価なうえにメーカー在庫も大量にあるので、このようなトラブルが多いのかもしれません。

いずれにしてもメーカー指定の純正トランスファーオイルの交換は必須です。
輸入車の場合、油脂類を定期交換することや多面的な予防整備を行うことが後々の整備に大きな差を生みます。日頃のメンテナンスがいかに重要かということですね。

(本社 日髙)