エンジン不調で入庫。診断ではミスファイア関連の故障コードが入っており、点検を進めていきました。シリンダ3番のミスファイアが検知されたのでテストを実施。まず配線の確認をしたところ、導通もあり問題ありません。

基本的なパターンとして、イグニションコイルの不良が多いのですが、燃料系統の確認後、スパークプラグ・イグニションコイル・3番インジェクターの交換で症状は完治しました。がしかし、納車後に再びエンジン不調で再入庫、基本に戻り原因追及をしました。

温間時に症状がでたので再度配線を確認したところ、3番インジェクターのカプラー配線に導通がありません!熱などによる劣化で絶縁カバーが硬化して負担がかかり内部配線の銅線が断線しかかっており、そこが振動によって配線が繋がったり離れたりすることにより症状の確認ができたので配線を新たに引き直し、これらの一連作業によりトラブルはすべて解消できました。

取材協力:㈱オートプローブ様