今の時代において、インターネットを活用したり、ホームページを運営したりすることは、新たな顧客獲得に繋がる大きな切り口です。インターネットを使えば効率的なエリアマーケティングを行なうことができますので、宣伝広告戦略としても地域戦略としても、将来を見据えたうえで非常に重要です。

インターネットのメリットは、低予算で制作し、効率よく集客が期待できることです。整備業は地域密着型のサービスでありながら、最近はインターネット上で興味を持ってもらえることで、遠方から足を運ばれるお客様もいます。お付き合いのあるユーザーは既存の自動車販売店や整備工場に入庫されるでしょうから、インターネットは、新規客獲得に向いているといえます。
行きつけの工場や販売店がないユーザーは、インターネット上で整備工場を検索して、価格の比較検討や車検整備を確認されます。となると、ホームページを制作する上で重要なのは、画面を見やすく設計することや、修理事例(特に困難な修理事例など)を詳しく掲載することです。そこに興味を持ったユーザーに訴求することができます。

自動車の修理では、車種や走行距離、不具合の内容と様々な条件によりますが、複数の記載が多ければ多いほど閲覧されます。ユーザーは所有のクルマと照らし合わせて整備内容、費用などの情報での不安解消にもつながります。一度、問合せや関係ができれば、それをきっかけに信頼関係を築くことができますので、その後もリピーターとして継続的な相談や依頼へとつながります。

インターネットを使えば、気軽に料金の比較などが可能ですので、安価を求めるユーザーは、さらに他社へと移行されるかもしれません。しかし、絶対的な信頼や興味ある情報を発信していれば、そこにユーザーは魅力を感じるはずです。

ホームページの運営には、更新作業など手間のかかる面も確かにあります。ですが、自社のポジションを明確に情報発信していくことは、長い目で見れば、結果的に効率よく新規客獲得ができる手段となり得ます。(西山)