最近の車のヘッドライトは光源の急速な進化により、ハロゲンからキセノンに変わり、さらに近年LEDが周流になりつつあります。それに伴いヘッドライト自体の機能や性能もオートレベリングやオートマチックハイビームなど格段に進歩しています。交換の際は本体やコントロールユニットにコーディングが必要となります。

現在、メルセデス・ベンツのヘッドライトシステムではインテリジェントライトシステム(マルチビーム)やアクティブヘッドライトシステムが採用されています。本紙№42、№43でも紹介したようなADAS(先進運転支援システム)とも密接に関連しています。

W222やW205などに搭載されるこのヘッドランプも正しく作動させるためにはもちろんコーディングが必要になりますが、コントロールユニットECUはデータ空の状態です。
HIDヘッドライトではオフラインで数値の入力でコーディング可能でしたが、LEDヘッドライトになってからはコーディングデータが複雑化になっております。
従来までの方法と違い本体に張ってあるQRコードをベンツテスターXENTRYで使用して、LEDエクステリアランプ制御モジュールの作動開始処置を行わなければいけません。

オフラインでも可能ですが元の正しいECUデータを正確に読み出し書き込みが必要です。今後このようなパーツも増えておりますが、やはり情報の入手が必要だと思います。