昨今の自動車への運転支援システム関連の最新テクノロジーの導入に伴い、整備工場は複雑かつ精密な作業への対応に直面しています。ここでは、フロントウィンドウやカメラの交換の際に必要となるカメラのエーミング作業を行うのに最適な機器をご紹介いたします。

DAS3000

ADAS カメラ・レーダー センサーのエーミング用

ADASエーミング作業では、まず「ターゲットボード」と呼ばれる的を、車両に対して正確に配置する必要があります。車種・メーカーにより基準も違うのでこの一連の作業をアナログで行う際には、作業環境や作業ミスなど配慮しなければいけない課題がたくさんあります。

ボッシュが発売した車両整備機器「DAS3000」は、業界初のデジタル画像認識技術を採用しており、本体に搭載されたカメラによる高精度な距離・角度計測により「基準点」の位置決めを短時間で正確に行います。
また、専用ソフト「Bosch ADAS Positioning」では、車種ごと異なる作業ガイド(アクセサリー機器、車両の中心線に対するガイド等)をソフトウェア上で作業者に案内するため、煩雑なアナログ作業を削減し高精度かつ高い作業効率を実現します。さらに、近年増加しているナイトビジョン・サラウンドビューモニター・LiDARなど幅広いセンサーのエーミング作業への拡張への可用性も考慮されており、車両整備・修理のビジネスの幅を拡大する事が可能となります。

※PCは別途必要です。

SCT415

ADAS カメラのエーミング用

SCT415もDAS3000と同様、様々な車両を取り扱うカーショップ向けの汎用エーミングツールです。

フロントカメラのあらゆるエーミング方法に対応:
„ 1ポイントエーミング
(例:Volkswagen、NISSAN、SUBARU、Mercedes-Benz)
„ 2ポイントエーミング
(例:NISSAN、MAZDA)
„ 複数のターゲットを使用したシーケンシャルエーミング
(例:HONDA、TOYOTA)

SCT815

ADAS レーダーセンサーのエーミング用

SCT 815は、フロントとリアのレーダーセンサーのエーミング用コーナーリフレクターターゲット&スタンドです。TOYOTA/LEXUS, HONDA, MAZDA, KIA HYUNDAIの車両に対応します。

※レーザーユニットはSCT415と共通使用可能

BOSCHのトータルソリューション

認定トレーニング

『ADASエキスパート認定』トレーニング(2日間)の他、診断、シャシー、ブレーキシステム、代替駆動システム、電気・電子システムなどのトレーニングも提供可能です。

工場監査

ボッシュ監査員が作業地面との測量とエーミング作業環境を監査、認定を行います。
また2年ごとの監査により、地震、沈下などの影響による作業環境の変化を診断、修正を加えることで、メーカー基準の作業環境を維持できます。

作業エビデンス

ボッシュ独自の電子カルテシステムにより、依頼内容、作業環境、作業記録のデータをクラウドに保持、依頼者にも閲覧可能な記録とすることで、作業の透明性の担保と責任を明確化

ホットラインサービス

ボッシュの技術員が、診断、輸入車、国産車、商用車まで幅広い情報をサポート